72侯では蟷螂生(かまきりしょうず)のこのごろですが、十勝ではカマキリは見たことがありません。
任梟盧周辺もタンポポの花が灰色の丸い球になり、その種が飛び散り始め、他の雑草も大分生い茂ってきたので草刈りを行いました。
草を刈ると、カマキリは出てきませんが、ところどころから大きなミミズが驚いたかのように動き回って出てきます。
それを目当てに、いつの間にかカラスがやってきます。今は野鳥たちにとっては大切な子育ての時期なのですね。
そういえば我が家の庭に設置してある小さな巣箱にも、ヒガラが頻繁に出入りしています。あまりにすばしこいので、双眼鏡でもうまく観察できないのですが、ちょっとスマホのビデオ機能を使って拡大撮影をして何とか確認できたというわけです。
こういう単純作業をしていると、なにかの閃きのようなものが突然降りてきます。
昨年もそうでした。住宅街にある我が隠れ家の草刈りの時、任梟盧が移転を迫られるようなことになれば、ここに来ればいいじゃないか、と天の声のようなものが聞こえたのです。まあそんなことにならないのが最善ですが、大分気分が楽になったような気がしました。
今年も、突然我が胸中に何かがストンと飛び込んできたのです。
どうも「草」に関連してインスパイアされろようです。
ここ2年ほどほとんど毎日読書などして、草森さんと触れ合っているわけですが、突然草森さんの魂のようなものを感じたのです。草森さんの霊が降りてきたというような感じでしょうか。彼の心情が分かるような気がしたのです。
もちろん、そんなことはただの傲慢でしかないわけですが、これからもこういう関係を続けていけば、いずれ本当に降臨してくれるのかもしれません。