草の森大冒険

ナンセンスの大家、草森紳一の書庫「任梟盧」を冒険します。

近況報告

またまたご無沙汰してしまいました。

草の森冒険子は、1年ほどの八戸生活を経て、帯広の実家にこの3月に戻ってまいりました。無人になってガタガタになっていた家を補修し、整理し、何とか人が生活できる環境を整え、周辺の林、雑草除草や畑仕事に追われながらも、久しぶりの我が家で植物たちと楽しくやっておりました。

また、高山さんのご連絡により、再度草森蔵書ポロジェクトの土曜ワークにも出席できました。もう蔵書データの入力作業がメインの仕事になってきているようですが、一冊ヾページをめくって付箋やラインに引き込まれながら、草森さんの視点や呼吸を感じていました。それで仕事よりも、ついつい内容の理解の方に時間を取られてしまい結構時間がかかってしまします。ラインを見るたびに「ああこれは知らなかったな」とか「ああこれはわかるな」とか「ここはあれに飛んだのか」とか。いろいろ連想してしまって、興味が尽きなくなってしまいます。これでは、図書館司書なら失格でしょうね。
先回は、石川啄木の林中書をやったのですが、「今の日本人」もまた、実に多弁にして自負心多き小児である、などというくだりを読むと、ああ啄木は単なる抒情歌人だけではなかったのだ、覚醒したコスモポリタンでもあったことがわかります。

そして、また南相馬の別の建設会社より声がかかり、市発注の橋梁補修工事を担当することになりました。昨日ようやく新しい住まいに引っ越しを完了したところですが、今度は相馬馬追で有名な雲雀が原公園近くの1DKのまだ新しいアパートです。さあこれからどのような生活をおくれるか、楽しんでやっていこうと思っています。

冒険子、ただいま68歳、決して若くはない年齢だけれど、オファーがあるのは自由業やクラブ・ホステスのように喜ぶべきこと、しかし大病を2度味わった身ですから、健康第一に無理をせず、今まで生きてこられた社会に恩返しをすべく、まだまだ精進しチャレンジしていきたいと考えています。